3月7日、トランプ大統領がエアフォースワン機内で記者に応じた(SAUL LOEB / AFP via Getty Images)

トランプ氏 イラン新指導者 「米国の承認なければ長く続かない」

アメリカとイスラエルによるイランへの共同軍事作戦は第2週に入った。開戦以来、連合軍はイラン国内に対して3400回以上の空爆を実施した。イラン国営メディアは、故最高指導者ハメネイ師の息子ムジタバ・ハメネイ師が次期最高指導者として選ばれたと報じた。米トランプ大統領はこれに先立ち、イランの新たな指導者がアメリカの承認を得られなければ「長くは持たない」と述べている。

アメリカ中央軍は3月8日の声明で、イラン政権が人口密集の民間地域を利用して軍事活動を行い、ドローンや弾道ミサイルを発射していると指摘した。このような行為はイランの民間人の命を危険にさらすものであり、軍事目的に使用する場所は国際法上、正当な軍事目標となるとしたうえで、イラン市民に対し自宅にとどまるよう強く呼びかけた。

同日、イスラエル国防軍は、イスラエル空軍がテヘランおよびイラン各地の政権関連インフラに対して「大規模」な空爆を開始したと発表した。

また、イラン最高指導者の軍事秘書であるアボルガセム・ババエイアン氏が、イスラエルによる攻撃で死亡したことも確認した。

軍によると、同氏は最高指導者の軍事局の次期責任者と目されていたほか、イラン軍の緊急指揮部の参謀長も務めていた。

トランプ大統領は週末、イランの次期指導者がホワイトハウスの承認を得られなければ、その任期は「長く続かない」と述べた。

トランプ氏は「私たちは5年ごと、あるいは10年ごとに同じことを繰り返すために戻ってくるような状況は望んでいない。だからこそ、国を戦争に巻き込まない指導者を選びたいのだ」と語った。

トランプ氏は記者団に対し、クルド人が戦闘に加わることは望まないと述べ、十分な理由がない限りイランに地上部隊を派遣する考えはないとした。さらに、アメリカ軍や同盟国の兵士に死傷者が出る事態は望んでおらず、イギリスが空母を派遣する必要もないとの考えを示した。

トランプ氏は「彼らは空母2隻を派遣することを提案してきたが、そうなるかもしれないし、そうならないかもしれない。まだ決まっていない。私は『今は必要ない。今はその時ではない』と返信した。もし2週間前に派遣できていれば良かったのだが」と述べた。

一方、スターマー英首相は8日の早い時間にトランプ氏と電話会談を行い、中東の最新情勢や、イギリス王立空軍基地の使用を通じた英米の地域防衛協力について協議した。

また8日には、米エネルギー省のクリス・ライト長官が、アメリカはイランのエネルギーインフラを攻撃する考えはないと述べた。ただし、軍事用燃料施設への攻撃については排除しないとしている。

ライト氏は、イランが海峡を封鎖した場合でも、世界の石油や天然ガス供給への影響は一時的なものにとどまるとの見方を示した。「最悪の場合でも数週間程度で、数か月に及ぶことはないだろう」と述べた。

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