臓器移植手術のイメージ図(Jean-Sebastien Evrard/AFP)

中国でマレーシア人観光客が脳死判定 5人に臓器提供し物議を醸す

先日、マレーシア人華僑のダイビングインストラクター、郭迦雋(グオ・ジアジュン)氏が中国福建省を旅行中に事故に遭い、病院で脳死と判定された。その後、彼の臓器は5人の中国人に移植された。この事案は海外のソーシャルメディアで注目を集め、ネットユーザーの間では背後に「臓器狩り」が関わっているのではないかという疑念が次々と上がっている。

福建メディアの報道によると、34歳の郭氏は人生を謳歌するダイビングインストラクターであった。2月末、福建省を旅行中に突発的な事故に遭い、負傷が深刻であったため「脳死」と判定された。

知らせを受けた郭氏の家族は福州に駆けつけ、人体臓器寄贈志願登録の法的文書に署名し、臓器提供に同意した。3月6日、郭氏から提供された肝臓、腎臓、角膜組織によって、3人が命を繋ぎ、2人が視力を取り戻した。

▶ 続きを読む
関連記事
新たな調査報告書が、中国の臓器移植システムに巣食う闇を暴いた。党組織による徹底的な統括と隠蔽構造、そして強制的な臓器摘出の実態に迫る
中国の臓器移植制度に対する共産党の統制について、国際団体ETACが調査報告書を公表。12省で医師や責任者が共産党員だった事例を19件確認したほか、軍の関与や監督機関の独立性の欠如、内部告発者への処罰についても報告
長沙市のある住宅地の監視画面に、若者が15階建ての建物の屋上から転落する姿が映った。20分後、地元の公安が現場に到着し、速やかに「飛び降り自殺」と結論づけ、立件しないと決めた。しかし…
東京・武蔵野プレイスで、海外での不透明な臓器移植や強制臓器摘出のリスクを伝えるポスター展が開催。世界70か国の作品を通じ、出所不明な臓器をめぐる倫理的課題や帰国後の医療リスクを訴え、命の尊厳を問いかけている。会期は10月6日までの3日間
米上院が「法輪功および強制臓器収奪被害者保護法案」を可決した。超党派の上下両院議員が声明を発表し、中国での強制臓器収奪をめぐる人権侵害の責任追及や制裁の必要性を訴えた