2020年5月25日,イラン国旗を掲げたタンカー「フォーチュン(Fortune)」がベネズエラのカラボボ州北部プエルト・カベロに到着後、エル・パリート製油所に停泊した。(ベネズエラ通信情報省(MINCI)/AFP)

米財務長官がイラン石油販売を許可 ドル決済と制裁が支配する原油市場

米国のスコット・ベッセント財務長官は20日夕、財務省が特定条件下で短期的な許可を発出し、海上に滞留しているイラン産石油の販売を30日間認めると発表した。米国とイスラエルがイランに対する軍事行動を展開する中、エネルギー市場の安定を図る措置である。

米財務省は、ニューヨーク時間20日午前0時1分以前に船舶へ積み込まれたイラン産石油および石油化学製品に限り、販売を認める一般許可を発出した。今回の措置は、原油価格の高騰に対応するためトランプ政権が講じたものである。

ベッセント財務長官はXで、「米国は経済力と軍事力を活用し、世界のエネルギー供給を最大限確保し、市場の安定を維持する」と表明した。また、中国が制裁下のイラン産石油を低価格で蓄積していると指摘し、既存供給を市場に放出することで約1億4千万バレルの供給増を見込むと説明した。

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