2026年4月25日、ワシントンD.C.で開催されたホワイトハウス特派員協会の夕食会で銃声が聞こえた後、ワシントン・ヒルトンホテルから多くのゲストが警察の厳重な警備の中、立ち去る様子(Ulysse Bellier/AFP via Getty Images)

怒りよりも慈悲を ホワイトハウス記者夕食会銃撃事件がメディアに突きつけたもの

ワシントンには雨が降っていた。私はガウンにヒールという装いで、水たまりを避けるためにスカートの裾をまくり上げながら、コネチカット通りを急いでいた。タキシード姿で足早に進む同僚の少し後ろを、私は追いかけていた。私たちは、トランプ大統領が、直前に発生した銃撃事件について説明するために招集した、即興の記者会見に向かっていた。

道すがら、スマートフォンを操作している3人のティーンエイジャーの少女たちの横を通り過ぎた。そのうちの一人が、私たちが逃れてきたばかりの現場に関する見出しを読み上げると、もう一人が軽薄な調子でこう言った。「ああ、なんだ。仕留めてくれればよかったのに」。彼女の友人二人はクスクスと笑った。

この出来事は、4月25日の夜、もっと早い時間帯に起きたある出来事を想起させた。私と同僚がワシントン・ヒルトンで開催されるホワイトハウス記者夕食会に向かっていたとき、一人の男が私たちの横を通り過ぎざまに「くたばれ!」と罵声を浴びせてきたのだ。

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