ご飯やパン、麺類は甘くありませんが、体内では糖に変わる(MARK RALSTON/AFP via Getty Images)

糖尿病予防の第一歩 甘くない糖に注意

生活習慣や食生活の変化により、糖尿病は今、現代人にとって身近な慢性疾患の一つになっています。特に中高年に多く見られます。

アメリカのフラッシング・アップル医療総合診療クリニックの創設者で医学博士の李健氏は、「糖尿病は今、とても身近な病気です。60歳以上では4人に1人が糖尿病と言われるほどで、誰にとっても他人事ではありません」と話しました。

李氏によると、糖尿病の予防や早めの対策で大切なのが、毎日の食事です。特に意識したいのは、血糖値を急に上げ下げしないことです。甘いものや砂糖だけでなく、もう一つ注意したい「糖」があります。

それが、でんぷんです。

李氏は、でんぷんについて次のように説明します。

「でんぷんは多糖類で、ブドウ糖がたくさんつながったものです。食べると、胃腸の消化酵素によって分解され、ブドウ糖になります」

「私たちが普段食べているご飯、パン、麺類、また北方の人がよく食べる麺や餃子などは、甘くはありません。しかし、体の中では多くの糖に変わります」

さらに、華人の食生活では、でんぷん質の食品が中心になりやすい傾向があります。

李氏は「一般的な華人の食事では、全体の約70%を炭水化物が占め、たんぱく質が15%、脂質が15%です。この割合は高すぎます。でんぷん質など、体内で糖に変わるものを摂りすぎているため、たんぱく質と脂質の摂取を増やす必要があります」と指摘しています。

李氏は、難しい計算をしなくても、ひとつの目安を知っておくだけで食事のバランスを整えやすくなると話します。

「糖尿病の予防と管理については、アメリカのガイドラインがあります。炭水化物の割合は50%を超えないようにすることです」

毎日の食卓を少し見直し、無理なく続けられる食事バランスを整えることは、血糖値を安定させ、糖尿病のリスクを下げることにつながります。

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