2026年2月28日、米海軍空母リンカーン(CVN 72)の飛行甲板上で、米軍兵士が艦載機を集合地点へ誘導していた。「壮絶な怒り作戦」を支援するための動きである。(米海軍)

イラン政権の「停戦ゲーム」に終止符を打つ時

イラン政府がジハード組織の常套手段「停戦提案と和平協議妨害」のゲームを弄んでいることを、そろそろ認識すべき時である。

トランプ米大統領はこれまで幾度となく、イランのジハード主義政権との戦闘を停止し、誠意のない和平交渉に臨んできた。しかし政権はすでに米国の提案を拒否しており、その一方で傘下の部隊は停戦を破り続けている。これは過激派組織や政権が長年にわたって繰り返してきた手口である。

それでも西側諸国は学ばない。ジハード主義者が交渉に応じるのは、あくまで自らの生き残りを確保し、部隊を再建して次の凶行を計画するための猶予を得るためにすぎない。ハマスやヒズボラがこのゲームの常連プレーヤーだが、イラン政権もその使い手である。和平に前向きな姿勢を装って停戦を取り付け、あらゆる提案を拒否し続け、相手方が長期的な和平を諦めてテロ攻撃が再発するまで停戦状態を維持させる。それが彼らの狙いだ。

▶ 続きを読む
関連記事
米中会談での合意の欠如は、今後の米中間の地政学的不安定性を示している。ホワイトハウスは中国側によるボーイング機200機および農産物の購入を含む合意事項を発表したが、中共政府側は公に同意していない
米下院で可決された「強制臓器摘出阻止法案」を巡る、中国共産党の生体臓器収奪に関する公聴会の解説記事。法輪功やウイグル人等から臓器を強奪する非人道的な国家犯罪の実態と、米国の超党派による対抗措置を報じる
北京で日本の人気ラーメンチェーン「一蘭」に酷似した店舗が発見され、SNS上で物議を醸している。こうしたパクリ文化は中国の特徴の代名詞ともみなされているが。その根源はどこにあるのか
トランプ氏は台湾防衛の明言を避けつつ、戦略的曖昧さを維持。だが地政学・同盟・半導体・海運の重要性から、米国が軍事介入する可能性は高いと分析する