ドイツで中共スパイ摘発 大学技術流出に警戒
ドイツ政府は最近、中国共産党(中共)による国内の大学でのスパイ活動に対し、異例の大規模捜査に踏み切った。連邦刑事局と各地の検察当局は、5つの州で大学、住宅、勤務先を一斉に捜索し、中共当局のために情報収集を行った疑いで夫婦の2人を逮捕した。
この事件により、中共が西側諸国の軍民両用技術を組織的に狙っている問題が、改めて浮き彫りになった。
逮捕したのは、いずれも中国系のドイツ国籍を持つXuejun C.とHua S.である。ドイツ連邦検察庁の発表によると、2人は長年ミュンヘンを拠点に活動していた。ドイツの大学や研究機関が持つ航空宇宙技術、情報技術、人工知能分野の情報を収集していた疑いがある。
関連記事
欧州委員会が中国のECサイト「アリエクスプレス」に約1000億円(5.5億ユーロ)の制裁金。違法商品や模倣品、不安全な製品の販売を放置し、広告や推薦機能で消費者に表示と認定
中国・敬業集団が買収した英鉄鋼大手を英国政府が国有化。高炉閉鎖への懸念を背景に、国家安全保障とサプライチェーン強化を重視する姿勢が鮮明になった
英労働党党首選で、前グレーター・マンチェスター市長のアンディ・バーナム氏が無投票で党首に就任する見通しとなった。同氏は英国の次期首相となる見込みだ
チェコ外務省は7月15日、チェコ人男性実業家が6月に中国で拘束されたことを確認した。中共当局は拘束の件について公式な反応を示していない。今年1月、チェコ警察は中共の情報機関のために活動した疑いのある中国人を拘束
EUの対中貿易赤字が急拡大。低価格輸入の流入を受け、EUは緊急措置や貿易防衛策の導入を示唆。交渉停滞なら単独措置も視野に、対中関係は緊張が続く