2022年9月29日、パラオのスランゲル・ウィップス・ジュニア大統領が国務省でアンソニー・ブリンケン国務長官(当時)と会談した際に発言する様子(Sarah Silbiger/POOL/AFP via Getty Images) (Photo by SARAH SILBIGER/POOL/AFP via Getty Images)

パラオが米軍にレーダー建設とミサイル配備を要請 中共の脅威に対抗か

中国共産党(中共)が西太平洋で軍事拡張を強める中、米国は西太平洋の島嶼国パラオで軍用レーダーシステムの整備を進めており、パトリオット地対空ミサイルの配備についても両国が協議していることが明らかになった。

パラオのスランゲル・ウィップス・ジュニア大統領は日経アジアの取材に対し「パラオはあまりに小さく、米国が準備も能力も持たなければ、パラオは占領される」と危機感を示した。ウィップス大統領はまた、米国によるパラオへのレーダー基地建設を歓迎するとし、「この問題はパラオの国家安全保障に直結している」と述べた。

パラオは1994年に米国の信託統治から独立し、自国軍を保有しないが、米国と太平洋三島嶼国が締結した自由連合協定(Compact of Free Association)に基づき、米国の安全保障を受けている。

▶ 続きを読む
関連記事
米英豪の安全保障枠組み「AUKUS」が2027年までの水中ドローン開発プロジェクトを発表。オーストラリアでの造船所投資や潜水艦建造計画も進み、インド太平洋地域での軍事防衛力の大幅な強化を目指す
ソロモン諸島議会は先週、不信任投票を実施し、マネレ前首相を罷免した。議会は15日朝、無記名投票で新首相を選出し、民主党党首のワレ氏が当選した。
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説
高市首相がオーストラリアに到着。今年は日豪友好の大きな節目となる50周年。両国の安全保障や、生活に直結するエネルギー問題について重要な会談が行われる