静寂の中に佇むハナミズキ(Shutterstock)
足るを知る者は常に楽しむ――日々の暮らしの些細な一コマから気づくこと

忙しい現代人のための 日々に静寂を取り戻す3つの生活美学

あなたが最後に本当の意味で立ち止まったのは、いつだろうか。

スマホの充電が切れたからでも、渋滞に巻き込まれたからでもなく、心から本当に立ち止まったときのことだ。何もせず、ただ「今、自分は大丈夫だろうか」と感じてみる。そんな時間のことである。

多くの人にとって、この質問に答えるのは難しい。私たちは毎日、目を覚ました瞬間から頭を働かせている。子どもを学校に送り出さなければならない、仕事のメッセージにまだ返信していない、今日の晩ご飯は何にしよう、請求書の支払期限が迫っている……。日々はまるで停車しない列車のようであり、私たちは何かに遅れをとるまいと、必死に食らいついている。しかし、走り続けるうちに、私たちは次第に忘れてしまう。一体何のために走っているのか、そしてどこへ辿り着きたいのかを。

▶ 続きを読む
関連記事
ポルノやゲームなどのテクノロジーが手軽な「報酬」を与え、若者が大人の男になるための成長の原動力を奪っている。仮想空間の安楽さから抜け出し、現実の困難や責任に立ち向かう勇気を持つよう呼びかける力強い論考
最先端の農業技術とは、新たな機械ではなく自然の摂理そのものである。最新研究をもとに、土壌の炭素貯蔵と豊かな生態系を回復させ、収益性と地球環境の再生を両立する「再生型農業」の真価を問い直す一編
国際機関やグローバリズムが進む現代において、国家主権や権力の行方はどう変容しているのか。伝統と現代の秩序のあり方を深く問い直す論考
『論語』学而篇の最終章を読み解き、他者からの評価や名利という執着を手放す生き方を解説する記事です。学ぶ本当の意味や、人生の修練の本質に迫ります
『論語』学而篇第十五の解説記事。貧困や富貴という人生の様々な境遇にあっても、それに縛られず、いかにして自分を磨き徳を守るべきかを分かりやすく解き明かします