2024年6月15日、スウェーデンのエバ・ブッシュ副首相兼エネルギー・企業・産業相(Urs Flueeler/POOL/AFP via Getty Images)

スウェーデン 鉱業を国家的優先分野に 中国依存を警戒

スウェーデン政府は7月23日、重要鉱物とレアアースの採掘を国家安全保障上の重要分野に位置付けると発表した。エバ・ブッシュ副首相兼エネルギー・企業・産業相は、中国への依存を減らすため、新たな鉱業戦略を策定する必要があると述べた。

今回の措置は、重要鉱物の中国からの輸入依存を減らそうとするEUの戦略に沿ったものだ。中国は採掘から加工に至るまで、重要鉱物のサプライチェーン全体で支配的な地位を占めている。

レアアースなどの重要鉱物は、クリーンエネルギー発電や国防、EVの生産に欠かせない。輸出規制は、アメリカとの貿易戦争やその他の対立で、中共にとって重要な圧力手段となっている。

▶ 続きを読む
関連記事
ロシアの無人機が、ウクライナとポーランドの国境付近でウクライナの列車を攻撃した。その直前には、ボリス・ジョンソン元英首相や欧州の複数の安全保障当局高官が同地を通過したばかりだった。
欧州の化学産業が過去30年で最大の生存危機に。高エネルギーコストや中国製安価品の流入を受け、フランスやドイツなどEU主要国が異例の「セーフガード(緊急輸入制限措置)」発動に向けて動き出した
ドイツ検察当局が、ナチス政権下で迫害されたユダヤ人の子孫を装い、ドイツ国籍を不正取得した疑いで32人を捜査。少なくとも28人が中国籍で、偽造書類や架空の血縁関係が使われたという
欧州金属協会がEU本部前に棺を並べ、中国製部品の安値流入への対策強化を要求。欧州製造業の空洞化や雇用喪失への懸念が高まる中、EUの対中貿易措置の行方に注目があつまる
ベルギー検察は、半導体メーカーBelGaNの元幹部をスパイ活動の疑いで拘束した。窒化ガリウム半導体の知的財産や営業秘密が中国企業に流出した可能性を捜査