米国立衛生研究所(NIH)の国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)の元所長、アンソニー・ファウチ博士が2026年7月29日、ワシントンで開かれた米上院国土安全保障・政府問題委員会の公聴会で証言した (Madalina Kilroy/The Epoch Times)

100回超の黙秘権行使 ファウチ氏に公聴会で追及 議会侮辱罪問われる可能性も

米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)の所長を1984年から2022年まで務め、新型コロナウイルス対策の中心人物だったアンソニー・ファウチ博士(85)は7月29日、米上院国土安全保障・政府問題委員会の公聴会に出席したが、同日に公開された自身の日記を巡る議員らの質問に対し、100回以上も黙秘権を行使し証言を拒否した。

ファウチ氏は冒頭陳述で、「議会と立法府を深く尊重しており、長年にわたり議会の要請に協力してきた。しかし、弁護士の助言に従い、憲法修正第5条に基づく権利を行使し、質問への回答を控える」と述べた。

その後の質疑では、修正第5条を理由に100回以上にわたり回答を拒否。同条は、刑事事件において自己に不利益となる証言を強要されない権利を保障している。ファウチ氏は2025年に予防的恩赦を受けている。

▶ 続きを読む
関連記事
米中間選挙の数日前、我々は共和党と民主党の支持者を6名招き、彼らの希望、葛藤、そして未来への展望を語ってもらった
米国防総省の「軍事基地90日間独立計画」は世界大戦の兆候なのか。本記事では、サイバー攻撃等のインフラ脅威に備える現実的な国防戦略の背景を解説し、過剰な戦争の憶測の誤りを指摘する
米司法省は中間選挙の前日、非市民のものと疑われるカリフォルニア州の郵便投票用紙2万枚を隔離するよう最高裁に緊急要請した
米ミシガン州の上院選で、民主党のスティーブンス下院議員が身内の候補ではなく共和党のロジャース候補を支持する異例の事態に。党やスタッフからの強い反発を招き、波紋を呼ぶ激戦州の最新動向を伝える
2026年米中間選挙の最激戦区ミシガン州上院選を分析。物価高やイラン戦争への不満が渦巻く中、急進左派の民主党エルサイードと、トランプ批判に転じた共和党ロジャースが激突。全米の議会勢力を左右する攻防を追う