中国共産党が、人間の良心や信頼を統制の手段として利用しているとする問題について、大紀元の10万字を超える独占報告書『高い壁にも耳あり――中国共産党の特情制度研究』が分析している。(AFP)
『高い壁にも耳あり――中国共産党の特情制度研究』

【独占】中国共産党の「特情」制度とは?秘密協力者による監視・統制網の実態

中国共産党の公安・国家安全機関が運用するとされる秘密協力者「特情」とは何か。大紀元の独占報告書『高い壁にも耳あり――中国共産党の特情制度研究』を基に、善意や信頼を利用した接触手法、情報協力者網の構造、海外にも及ぶとされる統制活動を検証する。

北京の冷たく暗い早朝。数人の黒服の男たちが家に押し入り、頭に黒い布をかぶせ、ワゴン車に押し込む。車は見知らぬ場所へと走り去る。

移動中、黒布の隙間から連中の一人の顔が見える。それは前夜、家の扉を叩き、「北京に陳情に来たが、行き場がない」と訴え、泊めてほしいと頼んできた女性だった。その瞬間、背筋が凍る。前夜まで涙ながらに感謝していた「助けを求める人」が、いまは警察官のそばで冷笑を浮かべている。

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