2026年7月31日、米大統領専用別荘キャンプ・デービッドで閣議に出席するジョン・ラトクリフ米中央情報局(CIA)長官(Photo by Anna Moneymaker/Getty Images)

米露情報機関トップが会談 ロシアの戦術核使用を警戒か

米国とロシアの情報機関高官によるこれまでの接触は、いずれも情勢が敏感な時期や重大事件の直前に行われてきた。ロシアは現在、戦場での膠着と国内の消耗という二重の圧力にさらされており、これがプーチン大統領に危険な賭けを選ばせるのではないかとの懸念が広がっている。

8月26日、ロシア大統領府のペスコフ報道官はモスクワで、ジョン・ラトクリフ米中央情報局(CIA)長官がロシア訪問中、ロシアの情報当局者と会談したことを確認した。ペスコフ氏は、プーチン氏が会談結果について報告を受けたと述べたが、具体的な協議内容は明らかにしなかった。

ラトクリフ氏はモスクワ滞在中、ロシア対外情報局(SVR)のセルゲイ・ナルイシキン長官と、ロシア連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・ボルトニコフ長官にそれぞれ会った。つまり、「ロシアの情報機関トップと会談した」との説明は、実際には少なくとも2人のロシア最高位の情報当局者との会談を指している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国のライブ配信を黙らせる「魔法の言葉」がある。台湾の駅で、日本のYOASOBIの曲を弾く高校生を、中国国歌で妨害した男性。ところが、高校生のたった一言に突然大慌て。その言葉とは?
ジョージ・グラス駐日米大使は、中国共産党(中共)政府が重要鉱物を日本に対する「政治的武器」として利用していると批判した。中国のレアアース輸出制限は混乱を引き起こすもので、日本だけでなく米国企業にも被害を及ぼしていると述べた
米軍が2026年の部隊配置を見直し、インド太平洋地域で中共軍への対抗を強化。第1列島線を重視し、日本・フィリピンとの連携や長距離ミサイルの配備を進めている。台湾有事を見据えた米軍の戦略とは
イランがタンカー攻撃を繰り返し警告する中、トランプ氏は今月22日、SNSでイラン政権の目論見を暴露した。 トラ […]
EUのフォンデアライエン欧州委員長は、ロシアとベラルーシによる移民の「武器化」に危機感を表明。域外国境の警備強化に向け、欧州緊急対応枠組みを提案する方針を示した