2026年8月26日、中国とネパールの国境付近で大規模な鉄砲水が発生し、チベットの吉隆国境検問所が土石流にのみ込まれた(スクリーンショット)

チベット土石流「5分前に危険把握」 当局の判断ミスで避難遅れか

中国とネパールの国境付近で発生した大規模な鉄砲水で、多数の死傷者が出た。中国共産党(中共)の緊急対応部門に近い関係者は、チベット当局は災害発生前に上流の異変を把握していたが、現地当局者は2025年に吉隆国境検問所で起きた洪水と似た状況だと判断し、警戒レベルを引き上げず、速やかな報告もしなかったと明かした。

官製メディア新華社によると、土石流によって約0.7平方キロの範囲が被災し、建物や付属施設27か所が破壊された。標高約5200メートルの氷河地帯から崩落した氷塊は土砂などを巻き込み、約7分で22キロを流れ下り、標高約1800メートルの吉隆国境検問所に到達した。平均速度は秒速約50メートルに達し、現地にいた人々にはほとんど避難する時間がなかった。

中共内部の事情に詳しい周さんによると、ネパール側から土石流が口岸に流れ込んだ後になって、チベット側は中央政府に報告した。その時には、すでに避難は間に合わなかった。

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