フーシ派が紅海航路を脅かす サウジ支援要請にトランプ大統領が直接攻撃を拒んだ背景
イエメンのフーシ派が紅海沿岸のモカ港やハニシュ諸島へ進出し、世界の海運・エネルギー輸送の要衝であるバーブ・エル・マンデブ海峡への圧力を強めている。サウジアラビアはアメリカに対フーシ派攻撃を求めたが、米トランプ大統領は直接の軍事介入を見送り、情報共有と標的選定の支援にとどめた。背景には、中東で新たな戦線を開くことへの慎重姿勢と、アメリカ国内政治への影響を抑える計算がある。
中東情勢が再び緊迫している。当初、国際社会の関心はホルムズ海峡とアメリカ・イラン間の対立に集まっていた。しかし、イエメンのフーシ派が軍事行動を拡大し、紅海沿岸やバーブ・エル・マンデブ海峡周辺の安全を脅かしたことで、世界の海運やエネルギー市場に新たな影響が出ている。
サウジアラビアが支援する政府軍はイエメンで劣勢に立たされる一方、フーシ派は支配地域を広げている。原油や燃料の価格上昇に加え、ロシアによるウクライナへの空爆強化も重なり、トランプ政権の対応に関心が集まっている。
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