2005年10月12日、有人宇宙船「神舟6号」の打ち上げ(撮影:China Photos/Getty Images)

【軍事】中国 2030年までに宇宙兵器配備能力か 米国防情報局が評価

中国共産党(中共)は近年、指向性エネルギー兵器や、軌道上で標的衛星に接近して攻撃する兵器の開発を加速させており、アメリカの衛星通信や早期警戒システム、指揮系統への現実的な脅威となっている。一方、中共の宇宙システムには地上局の配置や指揮系統、打ち上げ能力などに構造的な弱点がある。アメリカは衛星の分散配備や迅速な打ち上げ、宇宙で相手の行動を抑える能力を組み合わせ、攻撃を受けても機能を維持できる体制の構築を進めている。

米国防情報局(DIA)は10月26日、非機密の評価報告書『宇宙安全保障をめぐる課題』を公表し、中共軍が2030年までに地球周回軌道上へ指向性エネルギー兵器(DEW)を配備する能力を備えるとの見通しを示した。中共軍は地上配備型DEWの高出力化も進め、より高い軌道への攻撃範囲拡大を図っているという。

情報局によると、2026年7月時点で中国の政府と企業が保有する情報収集・監視・偵察(ISR)衛星は510基を超え、2018年の3倍以上に増えた。民生・商業用の衛星のデータも中共軍が利用する可能性がある。

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