中国の5千年にわたる伝統文化を舞踊と音楽で表現する神韻芸術団の「神韻作品ポスター展」が、首都圏各地で開かれている。歴代公演のポスターや舞台を題材にした絵画、過去の演目の映像などを通じ、米ニューヨークを拠点とする同団の歩みを紹介する。入場無料で、11月5日まで江東区文化センター、16日からは東京都江東区の豊洲シビックセンターギャラリーで行われ、埼玉県与野本町、東京池袋、さいたま市、横浜市と12月にかけて各地を巡回する。

会場には映像コーナーが設けられ、中国古典舞踊や過去の演目、中国と西洋の楽器を組み合わせた神韻オーケストラの演奏、舞台裏の様子などを大画面で上映し、多くの人々の興味を惹いている。

会場を訪れた女性は、孫悟空が登場する演目を挙げ、ダンサーが背景スクリーンの景色の中に出たり入ったりする様子を見て、「舞台の上だけではなく、すごく広く感じた」と感嘆した様子だった。背景幕の演出は神韻公演の大きな特徴の1つだ。
「これほど素晴らしい内容であれば、もっと広く宣伝すべきであり、知らない人がいるのは非常にもったいない」と語り、公演を見にいきたいと思いましたかという記者の質問には「ぜひ見に行きたい」「楽しみ」と期待を膨らませていた。
また別の男性の来場者も、中国古典舞踊の技と舞台を彩る音楽など、普段は目にする機会の少ない映像や資料を見られたことを喜び、機会があれば、実際の公演も見てみたいと話した。
パネル展示では歴代の公演ポスターや絵画、掛けカレンダーなどが並ぶ。資料・関連グッズのコーナーでは、過去の公演チラシや卓上カレンダー、はがき、しおりなどを手に取り、演目や中国の伝統文化について知ることができる。




会場には、2027年3月25日から5月12日まで関東、関西、中部、東北の各都市で予定されている「神韻日本公演2027」の公演情報やチケットの購入案内も掲示されている。
舞台劇に描かれる「義」や「恩」「忠義」、親への「孝行」にも心を動かされた

会場には四日、江東区議会議員(国民民主)の二瓶文隆氏が来場した。今年、京都で妻とともに初めて神韻の公演を鑑賞した二瓶氏は舞踊手の鍛えられた動きや、原色を大胆に使った衣装や舞台の色彩、場面に合わせて変化する背景が印象に残ったといい、日本の文化とは異なる美しさを感じたと語った。
二瓶氏は、舞台劇に描かれる「義」や「恩」「忠義」、親への「孝行」にも心を動かされたという。人との義理や受けた恩を大切にする姿には、日本が歴史の中で学び、受け継いできた道徳観と重なるところがあると話した。
伝統文化に触れると、自分も過去から続く歴史の中で育ち、それを未来へつないでいく一人なのだと感じるという。公演を通じ、日本の文化に育まれたことへの感謝と誇りを改めて感じるとともに、他の民族が受け継いできた文化にも敬意を抱いたと語った。
二瓶氏はまた、現代の政治体制と、長い歴史の中で育まれてきた書道や舞踊、食文化などは分けて考えることが大切だと述べた。
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