印刷版   

7月27日、イスラエルは激しい攻撃続行、レバノン政府は死者が最大600人に上る可能性指摘。写真はベイルート沿岸で油の除去作業に当たる人。イスラエルが発電所を爆撃し1万―3万トンの油が地中海に流出(2006年 ロイター/Jamal Saidi)

イスラエルは作戦続行、レバノンは死者最大600人か

 レバノンでのイスラエルとイスラム系シーア派民兵組織ヒズボラとの戦闘が16日目を迎えた27日、イスラエルが激しい攻撃を続け、レバノン政府は、戦闘開始からの死者が最大600人に上る可能性があるとの見解を示した。

 イスラエルの内閣は、ヒズボラのロケット弾攻撃を食い止めるため、本格的なレバノン侵攻よりも空爆や局所的な地上戦を展開する戦略をとる方針を選択。

 あるイスラエル軍幹部は、ヒズボラがすでに大規模なダメージを負っているとし、軍事作戦の停止はない、との見解を示した。最大1万5000人の予備役に招集を命じる、ともしている。

 一方、レバノンのモハマド・ハリファ保健相は、これまでにイスラエルの攻撃で死亡した人の遺体401体が病院に運び込まれた、としたうえで「このほかに、150─200人分の遺体がまだがれきの下に埋まっている。そうした場所は、まだ戦闘が続いているため、掘り出すことができない」と述べた。

 ロイターのまとめでは、レバノンの死者は少なくとも445人。うち大半が民間人。イスラエル側の死者は51人で、うち18人が民間人。

(ロイター7月27日=ベイルート)

 (06/07/28 10:19)  





■関連文章
  • イスラエルの国連施設空爆で中国人が死亡、国連大使が非難(06/07/26)
  • イスラエル軍が国連レバノン暫定軍の基地を空爆、4人死亡(06/07/26)
  • レバノン停戦は緊急課題、停戦には条件も=米国務長官(06/07/24)
  • イスラエル、レバノン南部への侵攻部隊を拡大へ=軍ラジオ(06/07/23)
  • イスラエル軍がレバノン空爆継続、64人死亡(06/07/20)
  • イスラエル軍のレバノン空爆継続で31人死亡、ヒズボラも応戦(06/07/19)
  • イスラエルの空爆受け、多数の外国人がレバノンから脱出(06/07/18)
  • イスラエル、人質解放されるまで攻撃を継続=オルメルト首相(06/07/18)
  • イスラエル、レバノンへの攻撃を数日中に終了する可能性=テレビ(06/07/18)
  • ヒズボラがイスラエルのハイファをロケット弾で攻撃、8人死亡(06/07/16)
  • 米国、イスラエルのガザ侵攻を非難する国連安保理決議案に拒否権行使(06/07/14)
  • イスラエルには防衛権がある=ブッシュ米大統領(06/07/14)
  • イスラエル海軍、レバノン領海を封鎖(06/07/13)
  • イスラエルによるレバノン空爆で20人が死亡=治安関係者(06/07/13)
  • イスラエル軍、ガザ中部に侵攻を拡大(06/07/12)