【大紀元日本8月6日】北京市朝陽区双井付近で8月4日、景観射灯に集まり焼け落ちたカトリガの死骸が道路を覆った。このような痛ましい情景に通行している人々は足を止めていた。ここ最近、多くの市民が自分の家や職場付近に大量のカトリガが現れているのを見ているが、何が原因かは分からないという。中国科学院動物研究所の専門家はこのカトリガの幼虫は“草地螟”というよく見られる害虫の一種で、近年中国北方でよく大量発生していると話した。
昨日午後11時、朝陽区双井付近にある十数組の景観射灯が強い光を放っていた。群れをなしたカトリガの大群が発熱した射灯に集まり焼け落ちた後、死骸が道路に積もり付近の空気には焦げた匂いが充満していた。
カトリガは体が小さく見た目は三角形で茶褐色をしており、羽根には模様がある。
通りを通行する人々はこの痛ましい様子に次々と足を止め、携帯電話のカメラで撮影する人もいた。
「カトリガが明りに当たって燃えるのは珍しいことではないが、これほどたくさんの蛾がここに集中しているのは初めてだ。見たところ1万匹以上いるだろう」と通行人の一人が話していた。
昨日、前門高速公共交通中央駅内でも大量の蛾が発生している。職員の劉さんの話では、朝、駅構内の壁にカトリガがびっしりとはりついていた。たくさんの蛾が事務所に入り込み、仕事に支障が出た。
「太陽が出てきたら蛾は飛んでいってしまった」劉さんは、前にもこの種類の蛾は見たことがあるが、これほど集中して現れたのは初めてだという。
中国科学院動物研究所昆虫分類学研究員の武春生氏はカトリガの写真を指し、これはよく見る害虫の一種”草地螟“の成虫で、今頃の時期が羽化期にあたるという。「特に数日前に雨が降ったばかりで湿った環境で陽が射しこれらの昆虫が集中して羽化し成虫になった」という。
武氏の話では集中して羽化した後の昆虫は、照明灯に引き寄せられて集まる。羽化した後の成虫の寿命は一週間ほどだという。
(翻訳・坂本)
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