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大量のチラシを配布する直訴者(大紀元)

北京:直訴者ら、繁華街で大量のビラ配り

 【大紀元日本2月20日】3月に開催する中国共産党の両会会議(人民代表大会と政治協商会議)を前に、中国各地から北京を訪れる大量の直訴者たちは、これまで民衆の陳情を受付ける窓口である信訪弁へ陳情書を提出していた。今年は北京の繁華街で大量のビラを配ったり、横断幕を掲げたり、デモ行進申請を行ったりすることにより、各界に直訴者たちの問題に関心を寄せるように呼び掛ける方法を取っている。

 2月17日午後12時、河南省、重慶市、山西省、河北省、天津等地区からの直訴者たちは北京で有名な秀水胡同付近の繁華街で陳情内容を印刷したビラ3000枚を配り、通行者らの関心を引き寄せた。

 各地からの多くの直訴者たちは十数年間、自分たちに対する不公平や冤罪などを訴える活動を行ったことで、拘留・強制労働を強いられ、ひいては指名手配されるなどの迫害を受けた。

 今回北京の繁華街でビラを撒いた河南省の直訴者・李春霞さんは契約紛糾案で長年にわたり直訴を行ったが、「正規の手続きで信訪弁を訪ねても無駄である。それらの窓口はすべて地元政府に買収されているからだ。われわれが繁華街でビラを配ったのは、その地区に外国人が多くいて、米国大使館に近いからだ。国際社会が中国人権および腐敗した司法の現状に関心を寄せてもらいたいからだ」と語った。

 重慶の直訴者・周光福さんは個人の財産が、重慶市沙坪区、北碚区両検察院に職権で非合法に略奪された上、でっち上げされて12年の重刑を強いられた。周さんは6年間服役して刑務所を出てから、冤罪を晴らすために直訴したが、いきなり地方国安に指名手配され、やむを得ず家を離れることになった。
繁華街で配られたビラ(大紀元)


 一方、16日午後3時、北京で強制的に立ち退かされた王秀英(78)さんは天安門広場で「われわれはデモ行進する権利を主張する」と印刷したビラをばら撒いたが、1分後、警察に連行された。王さんは2008年8月5日にデモ行進を申し込んだだけで、直訴者・呉殿元(80)さんとともに1年間の強制労働の刑に処され、デモ行進は「不許可」になり、2人共にデモ行進申請資格を剥奪された。
撒かれたビラ(大紀元)
天安門広場を見張る公安警察ら(大紀元)


 2008年12月4日、河北省の妊婦直訴者は中央テレビ局付近の歩道橋で当局を訴える横断幕を掲げ、ビラを歩道橋の上からまき散らした。12月31日、数百人の直訴者たちは各地駐北京事務所が設けた闇監獄(直訴者たちを不法に勾留する場所)および直訴者を拘束する現状に抗議した。

 2009年2月9日、約100人の直訴者は北京・西単スーパーマーケットの前で、横断幕を掲げ、訴状を書いたシャツを身につけて、スローガンを叫び、ビラを配るなどのデモ抗議に成功した。しかし、一方、11日午後、北京で8人の直訴者が国連難民署を訪れ、中国人権の深刻さを訴えたが、その内の4人は拘束された。

 ビデオ(北京の繁華街で市民は直訴者のビラに関心を寄せた)

http://www.youmaker.com/


 
(記者・顧暁華、翻訳編集・余靜)


 (09/02/20 06:29)  





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