トルコ・鳥インフルエンザ:新たに2人の児童も感染、WHOが専門家を派遣

【大紀元日本1月8日】世界保健機構(WHO)の発表によると、トルコでは今年に入って、東部のドグベヤジット市で相次ぎ子供への鳥インフルエンザ感染が確認され、すでに児童3人が死亡し、2人が治療中だという。東南アジア以外の地区で初めての死亡例であり、現地政府は感染地域で家禽類の大量処分を開始した。WHOの専門家も現地へ向かっている。東部地区の病院では感染を心配する住民がたくさん駆け込んでいるという。近隣するワン市の病院では鳥インフルエンザ感染の疑いがある患者が多数いる模様。

BBCの情報によれば、ジュネーブでWHOのスポークスマンがこのほど、「トルコでは今月始めに児童3人(兄弟)が鳥インフルエンザに感染死し、そのうちの2人からすでに高病原性のH5N1型ウイルスが検出された。その後さらに5歳と8歳の児童が同感染症に罹ったことが確認された」と発表、さらに詳しい情報は公表されなかった。WHOは専門家をワン市に派遣する予定。

家禽類の大量処分を担当する政府官僚の話によると、資源が限られているため、処理作業は非常に困難に直面しているが、すでに1・2万羽の家禽類を処分したという。

現地BBC記者によると、現地の住民は感染を非常に恐れており、多くの人は防護服も着用せず、慌てて自ら家禽類の収集と処分を始めている。

感染地に近隣するワン市の病院では、20人あまりの患者が鳥インフルエンザに感染した疑いがあるため治療を受けているという。一方、東部地区の病院では、多くの親たちが高熱や、風邪症状がある子供を連れ、病院に駆け付けており、大人の患者も多く見られる。

欧州連合(EU)はトルコで蔓延している鳥インフルエンザは猛毒性のH5N1ウイルスであると確認した。

英国のある研究所は、トルコにおける感染者の血液サンプルを分析することに着手し、H5N1ウイルスが人の間で伝染するような突然変異を起こしたかどうかを調べている。

WHOの統計によると、報告されただけでも、2003年年末からの2年間、東アジアでは約70人が鳥インフルエンザで感染死したという。

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