北京、リベリアに200万米ドル、米国に対抗か

【大紀元日本1月18日】アフリカ6カ国を歴訪中の中国外相李肇星は16日、西アフリカ・リベリアの首都モンロビアでサーリーフ大統領の就任式に参加した。情報筋によると、李外相は、200万米ドル(約2億3000万円)をリベリア新政府に贈呈した。

駐モンロビア中国大使館によれば、寄付金の一部は、リベリアの農業施設の支援および地元最大の体育センターの修繕に使用される予定。

中国外務省は十二日発表した、アフリカに対する外交の指針となる「対アフリカ政策文書」の中、アフリカ諸国に対する債務の減免や経済援助にも言及し、対アフリカ外交重視の姿勢を示している。

リベリアは2003年に台湾国交を断絶し、北京当局と国交を回復して以来、北京当局よりすでに2億米ドル(約230億円)を越えた援助を受けているという。北京当局は同支援によって、米国がアフリカにおける影響力に対抗するとみられる。

関連記事
アフリカのベナン共和国に、数百年の歴史を持つ水上都市ガンビエがあり、イタリアのベニスのように、観光客に有名な観光スポットになっています。ガンビエは、首都コトヌーから車で1時間ほどのノコウエ湖の上にあります。
中国の王毅・国務委員兼外相は18日、第8回中国・アフリカ協力フォーラム閣僚会議に北京からオンライン形式で出席し […]
アフリカで影響力を拡大している中国は6月初め、タンザニアで開設した政治塾でアフリカ6カ国の若い政治家に対し研修 […]
中国政府が主導する広域経済圏構想「一帯一路」の参加国であるザンビアの債務危機を巡り、中国側がこのほど、国際通貨 […]
英国の非政府組織(NGO)、環境正義財団(EJF)の最新調査レポートは、違法漁業を繰り返す中国漁船が、西アフリ […]