米国の対中貿易赤字、過去最高を記録

【大紀元日本2月13日】米国貿易赤字は昨年12月さらに増加し、2005年の米国貿易赤字は7,250億ドルに到達、過去最高を記録した。米国商務省の報告では、昨年12月分の米国の貿易赤字は、650億ドルに上昇、前月より小幅ながら増加した。統計によると、2005年の貿易赤字7,250億ドルは、前年比18%の増加。その内、対中貿易赤字は同25%上昇、2016億ドルを記録し、過去最高となった。

米商務省の発表によると、2005年米国の輸出は好調だったものの、国際石油価格の上昇、米国消費者の旺盛な購買力、ドル高だったことなどから、貿易赤字は依然として上昇。統計では過去4年、米国の輸入品である石油、食糧自動車などの消費産品は増加傾向にある。赤字の25%以上が、対中貿易によるものだという。

対日赤字も9・4%増の826億8200万ドルで、5年ぶりに過去最大を更新した。

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