ウォールストリート・ジャーナル紙:北京当局の外交策略、「トロイのパンダ」

【大紀元日本4月6日】「生命の中で無償なものはなく、台北当局が北京贈呈のパンダを拒否したのは、それなりに正当な理由がある」。3日付ウォールストリート・ジャーナル紙の「回顧と展望」コラムは、北京当局の外交策略を、「トロイのパンダ」として評論した。

ウォールストリート・ジャーナル紙の評論は、共産党がパンダを贈呈する策略自身はまさしく資本主義者であると指摘、もし北京当局が賃貸料を減額しなければ、アトランタとワシントン動物園はパンダ博覧会の開催を見合わせるとしている(北京当局が対米貿易黒字を見直さなければ、米国にとって重圧の意味)。

同評論は、政治的指導者を投票選出できない共産中国において、台湾へ贈呈するパンダの名前は中共がまさか投票によって決定したことは(嘘ではないか)と分析した。しかも、決定された名前は、「団々」および「圓々」であり、二つの名前を合わせれば「団圓」になり、すなわち、「統一、再会」を意味する。そのことから、中共政権が台湾側にパンダ贈呈する政治目的が伺える。

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