アウシュビッツ収容所の第一証人が逝去、歴史の警鐘か

【大紀元日本4月10日】ナチスのアウシュビッツ強制収容所での集団虐殺の真相を最初に暴露した「第一証人」ルドルフ・ヴルバ(Rudolph Vrba)氏は3月27日、カナダで逝去した。享年82歳。一方、3月初めから相次いで、米国に逃亡した中国人ジャーナリスらが、生きた人体から臓器摘出・売買する中共秘密収容所の存在を暴露、中共政権は3週間近く沈黙した後、3月28日秘密収容所の存在を完全否定した。 これと符合するかのようなナチスによる集団虐殺の「第一証人」の逝去は、中共秘密収容所の事件にとって象徴的なものであり、あの歴史の悲劇を二度と繰り返してはならないとの天からの警告だとコメントした評論家もいる。

アウシュビッツ強制収容所での経緯

ヴルバ氏は1924年スロバキア西部の町で生まれた。1942年3月、18歳のときにポーランドにあるナチスのアウシュビッツ強制収容所に監禁された。彼の仕事は主に到着列車から死体を下へ運搬し、遺物をかき集め、分類して貪欲なナチス親衛隊員に渡すことであった。そのため彼は収容所内での自由行動することができ、収容所内を見る機会があった。そのため秘密の毒ガス室と死体焼却炉で毎日大勢のユダヤ人が集団虐殺されていたことを察知し、さらに数百万人のハンガリーのユダヤ人がここで処刑される予定との情報を知った。そこで、1944年4月ヴルバ氏は囚人のウェツラー氏と一緒に、収容所から運び出される建材の下に身を隠し、危機一髪で脱獄に成功した。1944年6月、2人は同盟軍の最高司令官にアウシュビッツ強制収容所で行なわれていたユダヤ人集団虐殺の真相を初めて暴露した。

▶ 続きを読む
関連記事
3月22日、中国共産党による臓器収奪の実態を追ったドキュメンタリー「国家の臓器」の上映会が名古屋市で開かれた。来場の識者からは「これは人権以前の問題だ」との指摘が相次ぎ、国際社会に向けた問題提起の必要性が改めて示された
江沢民派のフィクサー、曽慶紅。豪邸購入や国有資産横領にまみれた一族の腐敗から、南アフリカでの暗殺未遂、臓器収奪への関与まで、その権力掌握の足跡と法輪功迫害に加担した「血債派」の闇の真相に迫る
米国の著名な心理学者ドクター・フィル氏が、中国共産党による臓器収奪の実態を告発。信仰を理由に拘束された人々が「生体在庫」として管理され、注文に応じて殺害される非道なシステムの闇に迫る
新刊『受注殺人』は、中国共産党による産業規模の臓器収奪の実態を暴く衝撃の一冊だ。20年にわたる調査に基づき、法輪功やウイグル人への迫害と西側の加担を告発。人類の良心に問いかける、必読の記録である
中国でマレーシア人観光客が不審な「脳死」判定を受け、即座に5名へ臓器が移植された。この異常なマッチングの速さに、国家規模の「臓器狩り」を疑う声が噴出している。入国した者が標的となる恐怖の真相に迫る