「国境なき記者団」年度報告:中共はアジア民主体制最大の障害

【大紀元日本5月6日】「国境なき記者団」(本部・パリ)は2日、2006年度報告を発表、中共政権が言論の自由を制限し、中国自体がアジア民主体制の最大の障害になっている事実を指摘した。

報告では、中国国内で激増する社会騒乱事件に対し、当局はメディアを規制して情報を封鎖、中国メディアは自ら審査を余儀なくされ、インターネットの内容も検閲、外国メディアは閲覧禁止となっていると譴責した。

報告ではまた、外国人現地特派員の弾圧について触れ、シンガポール「ストレート・タイムズ」の程記者が台湾のスパイとして拘置された案件、昨年10月20日に国家機密漏洩罪で起訴拘束されたニューヨーク・タイムズの趙記者の案件など、具体例を挙げた。

国境なき記者団は、今年1月までに少なくとも記者32人が中共当局に拘束されたと指摘、中国は世界貿易機構に加入したが、外国メディアにその市場を開放していないと譴責した。報告ではまた、中国人の大多数が外国メディア番組を視聴できず、番組が人権、台湾事務、法輪功に抵触すると(中共の)審査対象になると指摘した。

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