欧州連合、西アフリカからの不法入境を水際制御

【大紀元日本6月4日】欧州連合の入境警備当局は1日、270万米ドルの予算を充当して西アフリカから欧州への入境者を制御すると発表した。欧州連合はこのほど初めて、スペインカナリア諸島付近を対象にした合同海上警備任務を計画、同海域ではこの1月からアフリカ不法入境者約1万人が欧州入りした。アフリカ入境者の大部分は、セネガルなどアフリカ西部諸国からで、設備の不具合なボートで漂着、スペイン・マドリードでは問題になっている。VOAが伝えた。

欧州連合・警備当局「フロンテックス」スポークスマンのマイケル・パリチェック氏によると、カナリア諸島には専門家を派遣、不法入境を取り締まるとともに、スペイン当局と連携情報交換をしながら、これらを本国に強制送還するという。本任務には、欧州の十数カ国が協力する予定で、マルタ島には前線哨戒の警備員を置くという。マルタ島近辺海域ではこれまで欧州への不法入境が大量に目撃されている。

セネガル政府は、西アフリカの他諸国と同様、その財源の多くを欧州出稼ぎ者の送金に頼ってきたため、スペイン政府との取り決めにはルーズな一面があり、不法入境者の本国送還には本腰を入れてこなかった。西アフリカと欧州の経済格差が根底にある限り、抜本的な解決には至らないものとみられる。

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