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‘瀕死’の世界遺産 万里の長城も

【大紀元日本6月15日】世界の多くの遺跡や景観が、世界遺産に認定されることによって観光スポットとなり、その結果、環境破壊が進むという皮肉な事態となっている。米誌「ニューズウィーク」4月3日の報道によると、ユネスコがこれまでに認定した世界遺産812カ所の内、万里の長城を含む7カ所がすでに人為的な破壊による危機に瀕しているという。

<万里の長城>

秦の始皇帝が造り始めたと言われる万里の長城は、すでに2千年以上の歴史を持つ。この間、各王朝が拡張・修復を続けてきたわけだが、明の時代に大規模な修復・補強工事が行なわれてからは、数百年にわたって風雨に晒されたままである。そのため、現在の長城は3分の2が風化・老朽化してしまっている。

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