中国臓器狩り、脱北者なども対象に
【大紀元日本7月17日】生きた法輪功学習者を対象にした臓器狩りなど、問題となっている中国における臓器移植で、脱北者などの北朝鮮人や東南アジアの外国人の臓器も使われていることがこのほど、中国の軍部病院の情報筋により明らかにされた。
中国瀋陽の軍部病院に勤めている同情報筋は3月末に、大紀元が中国における法輪功学習者に対する臓器狩り事件を報道した直後、中国国内で生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出・売買する秘密収容所が35箇所以上にあるという情報を提供した人物。同情報筋は最近、カナダ独立調査団の「法輪功学習者に対象とした臓器狩りの調査報告書」が公表された後、大紀元に書簡を寄せ、中国での臓器供給源は中国人だけではなく、北朝鮮人や東南アジア人なども含まれているという。
同情報筋によると、臓器移植の提供元にされたこれらの外国人の中、「私は把握した情報では、朝鮮人の数は570人を超えている。年齢は12歳から75歳まで。そのほかでは、肌色が黒っぽい黄色人種も含まれ、恐らく東南アジアと南アジア地区の人である。その数は約170人、それ以外に、白人と黒人もおり、数は少なく、約40人前後」で、これらの人たちの死亡はすでに確認されたという。
関連記事
中国の強制臓器収奪や中国への渡航移植に対して台湾はどのように法制化をしたのか。台湾の黄千峯医師は日本では、この問題を真に表面化して議論しておらず、無関心が被害を拡大させると警鐘を鳴らしている
強制臓器摘出に反対する医師団(DAFOH)がオンライン・フォーラム開催。中国での法輪功迫害と臓器収奪を「冷たいジェノサイド」として検証。12月9日、10日にライブ視聴できる
習近平の「150歳」発言が火付け役。共産党エリートだけが享受する「981長寿プロジェクト」の実態を追う。軍病院、臓器収奪、検閲——権力者の命を延ばすため、無実の命が犠牲にされる恐怖のシステムとは?
人間の生命の尊厳を回復させるために果敢な行動を取ったケネディ保健福祉省長官は称賛に値する。米国保健福祉省(HHS)は、「死亡ドナー規則」に違反したアメリカ内の病院を摘発。これらの病院では、完全に死亡していない可能性のあるドナーから臓器が摘出されていた。
東京の文京シビックホール展示室 2で、11月10日から3日間、生体臓器収奪の闇をポスターというアートで暴き出したポスター展が開催される。そこには全日本人が知るべき中国の臓器狩りの実態が表現されている