中国の地下水管理水準、先進国から少なくとも10年の遅れ

【大紀元日本10月13日】中国地質調査局水文地質環境部主任・殷躍平氏によると、中国の水資源は逼迫しており、すでに経済の持続的発展にとって急所になっているという。改革開廟xun_ネ来、中国は全力で地下水資源の開発と利用に邁進してきたが、その管理水準は、先進国と比較して10年から20年遅れているという。

中央社によると、大陸メディアが伝えた調査結果では、中国の天然地下水資源は、毎年の補給分として8,840億立方メートル利用できるが、地下淡水として開発し毎年汲み上げる分が3,530億立方メートル、この外、浅い層の淡水2600億立方メートル、地下1kmから5kmの深層にある鉱床に含まれる淡水140億立方メートルも開発利用されている。

さらに、殷躍平氏の指摘によると、中国の地下水資源管理は、世界の先進基準に比較して10年から20年の遅れをとっているという。これには三つの原因があり、第一に地下水脈の管理体制が粗悪であること、第二に汚水処理に関しての認識と、コストが商業ベースにのっていないこと、第三に地下水の自動観測基準が劣悪であることだという。

殷躍平氏は、先進国にならって中国の現状経験を分析研究し、中国の地下水管理水準を上げることが重要との認識を示した、それにより「10月9日から13日の間、第34回国際水資源地質シンポジウムが北京で開催され、世界の国・地域56から代表140人が集い、地下水とその水脈管理などの議題9項目について討論した」と述べた。

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