東京港区泉岳寺:毎年恒例・赤穂浪士47士「義士祭」パレード

【大紀元日本12月15日】東京港区の泉岳寺で14日、毎年恒例の「忠臣蔵義士祭パレードが行われ、赤穂浪士47士に扮した仮装行列が、地元警察による交通整理の下、沿道に詰め掛けた「忠臣蔵」ファンの一般市民約2000人から声援を受けた。パレードの終着点である泉岳寺に入った仮装行列の一行は、その後に大石内倉之助役の「吉良を討ち取ったり!」の口上で、「エイ!エイ!オー!!」と勝ち名乗りを挙げ、詰め掛けた時代劇ファンの衆目を集め、ファインダーの的になった。途中、写真撮影に夢中になった市民が、不注意の余り境内の植え込みに入り込み、寺の関係者から注意される一幕もあった。

泉岳寺は、1641年(寛永18年)に徳川家康の肝煎りで落成、浅野家の菩提を祀る曹洞宗の寺院で、諸国の僧侶が参学する「江戸三学寮」として名を馳せた。現在では、年末恒例の時代劇「忠臣蔵」で有名な「浅野内匠頭」と「赤穂浪士47士」が葬られている墓所があることで有名、毎年この時期になるとその霊位を慰めに多数の弔問客が訪れる。泉岳寺(東京都港区高輪2-11-1)は、閑静な住宅街・高輪の一角に位置し、現在でも近辺には「とらや」など歴史を感じさせる古い建物も諸所に見られる。

「赤穂浪士」一行と沿道に詰め掛けた市民ら

泉岳寺山門脇:大石内蔵助・銅像

泉岳寺山門