南極洋深海で700種以上の未知の生物を発見

【大紀元日本6月17日】中央社5月16日の報道によると、南極洋南方海域ウェッデル海の薄暗い深海に多くの生命が生息していることが確認された。科学者たちが3年の歳月をかけて調査した結果、700種を超える未知の生物が発見されたという。

英の科学誌『ネイチャー』によれば、ウェッデル海は地球上の大部分の海洋循環が必要としている深層海水を提供しているが、人類がその深い海の中の事を知るのはなかなか難しい。科学者が3年かけてウェッデル海の水深6千mを超える深海で採集した生物の資料は、人々を驚かせる発見となった。

ハンブルグ動物博物館の海洋生物学者であり、今回の研究発表における代表者・ブラント氏は、「このように数多くの新種を発見できたことは、我々にとって大変な驚きであり、同様にして、生物の種類が少ないとされている北極の海域も探索したい」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
自閉症は一つではなかった――。最新の国際研究が、早期診断と遅発診断で遺伝背景や発達経路が異なることを解明。支援やスクリーニングの在り方を見直す重要な知見です。
首・背中・腰・肩・足。よくある痛みやこわばりは、無意識の「かばう動き」から広がることがあります。日常に取り入れやすい6つの基本ストレッチで、体の動きを取り戻すヒントを紹介します。
浴室以外にも潜む、家の中のカビ危険地帯。毎日使う玄関マットや歯ブラシ立てなど、見落としがちな場所と簡単対策を知れば、家族の健康と住まいの清潔を守るヒントが見えてきます。
高タンパクと書かれたクッキーや飲料が増えています。でも「プロテイン入り=健康」とは限らない可能性も。必要量は人によって違い、まずは何から摂っているかが大事──流行との距離感を考えます。
抗生物質だけでなく、身近な薬も腸内細菌に影響する可能性がある――。中医学では胃腸を「土」にたとえ、体を育てる基盤と考えてきました。腸の乱れを別の角度から見直すヒントです。