伊人デザイナー、ショーへのやせ過ぎモデル起用を正当化

イタリア人デザイナーのバレンチノ・ガラバーニ氏が、やせたファッション・モデルを一流ブランドのショーに起用することを正当化するコメントをした。自身のデザイナー活動45周年記念記者会見で述べた。

やせたモデルをめぐっては昨年、マドリードのファッションウィークが、一般の人々に不健康な見本になるとして、体重と身長の割合が一定基準に満たないやせ過ぎのモデルのショー起用を禁じ、話題を呼んだ。

これについて、ガラバーニ氏は「寝覚めの悪かったスペイン人が始めたことだろう」と切り捨てた上で、ファッションショーのステージ上での話として「デザイナーの服をやや太目の女性(モデル)に着せても、必ずしも世間をあっと言わせる素敵なものには見えない」などと語った。

しかしながら同氏は、ステージ以外の場所で体重がショーモデルより数キロ重い女性がデザイナーの服を着ても、その人のために特別にあつらえられるかサイズが合っているならば、モデルが着た時と同様に素晴らしく見えるだろう、と付け加えた。

[ローマ 6日 ロイター]