中国で乳母論争
【大紀元日本8月8日】北京消息筋によると、最近の中国では、農村部出身の女性が提供する「代理母乳サービス」、いわゆる乳母が再び注目を集めている。乳児を抱えながら働く女性にとっては、大いに助かるサービスだが、しかしその一方で、貧しい女性が、自らの子供に与えるべき母乳を裕福な子供に与える乳母の仕事は倫理的に問題である、と指摘する声も上がっている。
中国では、ここ数年の経済成長によって一部の市民の収入が上昇したほか、粉ミルクの安全性への不安が高まっていることから、乳母に対する需要が高まっている。2004年には、中国で売られていた偽物の粉ミルクにより、安徽省東部の貧しい地域を中心に少なくとも13人の乳幼児が死亡するという事件があった。最近では、田舎に住む貧しい女性が都市部に住む裕福な家庭の赤ちゃんに母乳を提供するサービスが都市部を中心に広がっている。
河北省出身の月江梅(音訳)さん(22)は、自分の子供を親戚に預けて、経済的に豊かな温州市にやってきた。「私の娘は(生後)7ヶ月。ベビーフードと粉ミルクで育っています」と月さんは言う。彼女は自分の通常の5倍の給料、月4,000元(6万円)という求人広告に惹かれ、温州市の裕福な家庭の乳母になるためにやってきた。
関連記事
クリスマスの灯りが世界各地でともる。宗教や国の違いを越え、人々はそれぞれの思いを胸に、静かにイルミネーションを見上げている。
クリスマスに何をもらったらうれしい? 箱の中の父親と、初めての子犬。読んだあと、心が少しあたたかくなる話。
台湾中央気象署によると、24日午後5時47分ごろ台湾東部の台東県付近でマグニチュード6.1の地震が発生した。最大震度は台東卑南で5弱。各地で震度1~4を観測し、防災警報(国家級警報)が発令された
頼清徳総統は、訪台した日本の国会議員団と会談し、サプライチェーンのリスクや経済安全保障を巡り、日台の連携を一層深める必要性を強調した。
最近、米テック大手が就労ビザ保有社員に海外渡航の自粛を呼びかけている。在外公館での審査遅延と安全保障を理由とした審査厳格化により、出国後に再入国できなくなるリスクが高まっているためだ。