中国一の超高層ビル、建築現場で火災発生=中国上海

【大紀元日本8月15日】8月14日午後、建築中の中国一超高層ビル上海国際金融センターで火災が発生した。死傷者は不明。

目撃者によると、午後4時35分ころ、40階以上の部分から濃い煙が噴き出し、炎が激しく上がっていた。火災で破壊されたものが、ビルの上から次々と地面に落ち、多くの人がビルの中から逃げ出したという。

上海国際金融センターの匿名希望従業員は記者の電話取材に対して、火災発生を認めたが、詳細についてのコメントは控えた。同従業員によると、午後4時過ぎに火災が発生したが、すでに鎮火されコントロールされたという。また、死傷者および火災の原因については、まだ分からないという。一方、火災の程度や損害状況などについては、対外窓口である東京側に問い合わせるよう伝えられた。

また、上海浦東公安局陸家嘴派出所関係者は、記者の電話取材に対して、「火災は6時ころに鎮火された。死傷者はいない」とし、火災の原因について、「作業員が電弧溶接時に他のものに飛び火したのが原因だ」という。ビルの損傷については、政務が対外的に公開する統一情報を待つようにと答えた。

建築中の国際金融センターは中国一の超高層ビルで、完成後の高さは492メートル。建築計画によれば、2007年9月に最上層工事が完了し、2008年春に完成する予定で、台北101に次いで、世界第2の超高層ビルになるという。

(記者・辛菲)

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