中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(2)

【大紀元日本2月1日】中国製冷凍ギョーザによる食中毒で、日本全国で被害者は400人にのぼることが31日、わかった。

報道によると、各地の保健所などに冷凍食品を食べて体調不良になったと訴えた人は、34都道府県で400人を超えた。ほとんどが回復しており、深刻な健康被害はなく、メタミドホスの検出例もないという。

冷凍加工食品の輸入検査で農薬成分が対象外であることから、厚生労働省は検査態勢の見直しを検討しているが、食品関係業界としては、消費者離れを懸念して管理体制の総点検を自主的に行っている。価格競争のために使用した廉価な中国食材に、予想外の検査費用がかさむわけだ。外食産業は、中国製食材の販売・使用を中止する動きを見せている。

報道によると、ギョーザを製造した中国河北省天洋食品製造工場の元従業員の証言として、「数年前にも同じ殺虫剤が混入していた」という。休みなしの1日13時間という過酷な労働環境や低すぎる賃金などから従業員に不満がくすぶっているほか、不当解雇を労働仲裁所に訴えている者もいるという。

貧富の差や不公平感の拡大など、中国社会のひずみは弱いものをさらに追いつめる。中国大陸におけるモラルの崩壊は深刻だ。広東省建築部門の元高級幹部で建築専門家の夏一凡氏(現・民主活動家)によると、夏氏の出身である河南省のエイズ村で、感染した農民らが自暴自棄になり出荷する豚肉やスイカなどの食品産物に自分たちの血を混ぜているという。

中国の国家品質監督検査検疫総局は1月30日、食中毒の調査開始を発表したが、31日午後になってはじめて日本で起きた食中毒事件を中国国内で明らかにした。しかし、新華社電は「有毒薬物検出されず」として、日本で騒がれていることには一切言及していない。

中国大陸の食品名目は非常に多く、昨年から連続して発生している食品汚染問題は、中国食材の依存度が高い日本社会にとっては警鐘となるべきはずだったが、今回の食中毒事件はそれが生かされなかった。

現在、中国の有毒食品は防ぎきれず、有毒でない食品を見つけようと思ってもそれは非常に難しい。調べてみても、中国食品ネットと食品ネット掲示板が50数種の有毒食品を列挙するのみである。それら有毒食品の害は軽度のものは貧血、重度になると癌になり命を落とす。

中国産有毒果物の一部を紹介する。

有毒果物

有毒果物の多くはその範囲や量を超えた化学薬剤が使用され、健康を脅かしている。防虫のため劇物農薬を過度に撒いたり、熟していない時に催熟剤として2-クロロエチルホスホン酸(ethephon)を使用する。これは果実の成熟を10日早めることが出来るそうだ。小さな果物にはホルモンや膨張剤を、甘くないものには甘味料を使用する。これらの事は現在中国の果物に普遍的に存在する現象である。これらの化学物質及び色素、化学調味料、アルコール等は健康に著しく害を及ぼし、また基準値を超えた農薬を使用した果物には有機リンが残留し、これにより神経機能が乱れ、重症の場合中毒死する。

果物に含まれる重金属、亜硝酸塩の汚染は慢性累積中毒に属し、ガンや精神分裂症、骨軟化症等の多くの難病の原因の一つとなっている。膨張剤や催熟剤を使用すれば果物を大きく、早く熟させることができ、高値が付くが、人の命が危険にさらされてしまうのだ。

さらに道徳心のない行為としては、尿の中に果物を漬け、重くて見た目を良くする。こうすることで価格は自然と上がっていくということだ。

A 毒桃

熟していない桃には、焼ミョウバン(無水硫酸カリウムアルミニウム)、甘味料、アルコール等が加えられ、味や香りを整える。焼きミョウバンの主成分は硫酸アルミニウムで、長期間摂取し続けると骨質の増殖、記憶力減退、痴呆、皮膚の弾性低下及び皺の増加などの問題が現れる。水蜜桃は工業用クエン酸に浸すことで鮮やかな色にし、腐りにくくする。これらの残留した化学物質は神経系統を侵し、過敏性の疾病を誘発、ガンに至らしめる。白桃は硫黄で燻製されるため、二酸化硫も残留している。

(撮影:蘭捷/大紀元)

B 毒マンゴー

青いマンゴーには防腐剤を過度に使用するという問題があり、人体に有害である。石灰を被せ黄色くしたマンゴーは、表の皮はきれいな黄色をしているが、食べてみるとマンゴーの味がしない。

(撮影:蘭捷/大紀元)

C 毒梨

膨張剤、催熟剤によって熟させ、さらに漂白剤、着色料(黄色)を使用。漂白した後染色までする。処理過程で梨の味は薄くなり、時には違う味や腐った臭いがする。このような梨は短期間ですぐに腐ってしまう上、人体に有害である。

D 毒バナナ

アンモニアや二酸化硫で熟させる。二酸化硫は神経系統に障害を起こさせ、肝機能にも影響する。これらのバナナは表の皮は黄色く柔らかだが、果肉は固く甘くもない。

E 毒スイカ

基準値を超える催熟剤、膨張剤や劇物農薬が使用されている。民衆に甘くて赤いスイカを提供するため、販売者はスイカに甘味料と着色料を注射する。客に見破られないよう針はスイカのヘタに挿入する。このようにして跡も残さず、着色料を素早く浸みこませて消費者を安心させるが、人体にとって非常にダメージが大きい。

F 毒ブドウ

熟していない青いブドウを焼きミョウバン希釈溶液に浸し、1,2日で紫色に変化させる。長期間の食用は人体に有害である。

G 毒柿

生の柿には酵母や催熟剤を使用し熟させるが、甘味が大幅に減ってしまう。さらにヘタの部分に焼きミョウバンを使用し実を紅くさせる。これらの化学薬剤はすべて柿の中に残留し、有毒にしてしまう。

H 毒ナツメ

化学染色剤での染色と工業用パラフィンでのツヤ出しをするため、有毒になってしまう。

I 毒龍眼

硫酸を吹き付けるか酸性溶液に浸し、色を鮮やかにする。硫酸は強い腐食性を持つので、人の消化器官を傷つける。また、風邪を引きやすくなり、下痢およびひどい咳を起こす。

J 毒ライチ

硫酸溶液に浸すか、或は焼きミョウバン水を吹き付け、色を鮮やかにする。これらの溶液は強酸性なので、手の皮が剥け、口に水泡ができ、胃腸がヤケドを起こす。鮮やかな紅色は目を誘うが、腐りやすくなっている。販売者はさらに硫黄で燻製するため、発生する二酸化硫は目やのどに強い刺激を与え、めまいや腹痛、下痢を引き起こす。また、二酸化硫は発ガン性もある。

K 毒蜜柑

柑橘類は基準を超えた防腐剤が使用され、販売する時見た目を良くするため着色料を使用、工業用パラフィンで光沢をだす。工業用パラフィンには鉛、水銀、ヒ素等の重金属が含まれ、これらが浸みこんだ果肉を摂取すると、記憶力低下、貧血等の症状が現れる。

L 毒リンゴ

膨張剤で大きくし、着色料で赤みを増し、防腐剤で鮮度を保つ。これらの化学物質は肝臓を傷つける。小売店はさらに工業用パラフィンを使用する。目的は水分保持と見た目を良くするためだが、人体には有害である。

(翻訳・坂本、編集・月川)