鳥インフル感染者増加傾向、今年に入り8症例内5人死亡=中国

【大紀元日本2月3日】今年1月、中国大陸で高病原性鳥インフルエンザ感染した患者はすでに8人まで増え、その内の5人が死亡した。2008年同期に比べ3症例増加した。中国大陸における鳥インフルエンザの感染は増加傾向にあることが明らかになった。感染地区および感染詳細は以下の通り。

情報によると、昨年12月24日に北京市内で発病した鳥インフルエンザ感染患者が、今年1月5日に死亡したという。

1月17日、中国衛生部専門家チームは山西省の2歳幼児が鳥インフルエンザに感染したことを発表した。幼児は現在太原市第四人民医院で治療を受けているが、病状は深刻である。

また、山東省で1月17日死亡した27歳の女性は、鳥インフルエンザに感染していたことが1月18日確認された。

1月19日、湖南省懐化市で鳥インフルエンザに感染した患者が確認された。この患者は翌日の20日に死亡した。また、1月25日、貴州省で男性が鳥インフルエンザに感染したことが確認された。この男性と接した125人には今のところ鳥インフルエンザに類似する症状は出ていない。

1月24日の発表によると、新疆ウイグル族自治区では、鳥インフルエンザに感染した31歳の女性が1月10日に発病し、23日の朝方に死亡したという。

1月26日、広西省で鳥インフルエンザに感染した患者が死亡したことが確認された。情報によると、この患者は生前、鳥インフルエンザに感染して死亡した家禽に接したという。

1月31日、湖南省衛生庁は叙浦県で鳥インフルエンザに感染した症例を確認した。同省では今年に入って2人目の感染者である。

2003年、世界では399人がH5N1型高病原性鳥インフルエンザに感染し、その内、中国で25人の死亡症例を含む、252人が死亡した。

H5N1型ウイルスは主に家禽類の間で感染発生しているが、専門家らはこのウイルスが変異する可能性があるとして、人から人への感染発生を懸念している。

(翻訳編集・余靜)
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