米国に逃れた中国人権派弁護士の妻、逃亡生活を語る

【大紀元日本3月14日】中国共産党政府による法輪功への迫害を中止するように公に呼びかけるなどの人権活動をしたことで、06年に「国家政権転覆扇動罪」の判決を下された中国の著名な人権派弁護士・高智晟氏の妻、耿和さんと子供2人が北京を逃れ、11日に飛行機で米国に到着した。 取材に応じた耿さんの話によると、1月9日に子供を連れて北京を離れ、多くの支援者の助けにより陸路でタイに逃げ出した。タイで国連難民の申請をし、米国政府に受け入れられ米国入りしたという。

高智晟氏は、2005年、胡錦濤国家主席と温家宝総理宛てに法輪功弾圧中止を求める公開書簡を送ったため、当局から一年間の業務停止処分を受けた。更に06年に逮捕され、「国家政権転覆扇動罪」で執行猶予付きの懲役刑を言い渡された。以来一家は軟禁状況だった。高氏は、昨年度のノーベル平和賞有力候補になった。

米国に到着後の耿さんは12日、本紙の取材を受け、子どもを連れで中国を逃げ出した過程と現在の心境について語った。取材中何度も涙にむせび、もっとも心配していることは中国に残した夫の安全であると話した。

▶ 続きを読む
関連記事
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
中国SNS「ウェイボー(微博)」で異例の凍結ラッシュ。「于朦朧事件」に触れた人は次々と凍結され、利用者の怒りが高まっている。