銀座の柳に香る夏風:世界法輪大法デー、力強く、爽やかにパレード

【大紀元日本5月11日】爽やかな初夏の10日、東京銀座で「世界法輪大法デー」を記念するパレードがおこなわれた。

この催しは、法輪功の創始者・李洪志氏の誕生日である5月13日の「世界法輪大法デー」に因んで、中国伝統の気功修煉法「法輪功」のすばらしさを紹介するために、毎年5月に世界各国でおこなわれている。

法輪功(ファールンゴン)とは、李洪志氏が、中国伝統文化の一つである気功の中からこれまで秘伝として受け継がれてきたエッセンスを集大成し、1992年頃より一般に公開普及したもので、今日では中国国内だけでなく、全世界で1億人以上の人が法輪功を学ぶようになったという。

誰にでも学びやすい五式の功法にまとめられた法輪功は、年齢・性別・人種を問わず愛好されるとともに、その健康効果も非常に高く、長年持病や難病に苦しんでいた人が法輪功を始めて驚異的な回復を見せるなど、その実例は枚挙に暇がない。

また法輪功は、「真・善・忍」という宇宙の真理に修煉を通じて自己を同化させることを目指しており、その健康効果ばかりでなく、人間の精神を常に正しくし、道徳性を向上させ、善良な市民として社会に貢献しようとするものである。

法輪功を人に教えるに当たっては、謝礼を受け取ることや、自己流の考えを入れることは厳禁とされている。宗教形式を取らず、会員制度や会費も全くなく、すべてボランティアによって誠実に教え伝えられる法輪功は、たちまち人々の信頼を得て、中国社会の各層に広がり、その数はいつしか約七千万人の中国共産党の党員数をはるかに超えた。

ところが、そのように大衆の支持を獲得した法輪功に対して、不条理な危機感と異常な嫉妬心を覚えた中国共産党および党総書記(当時)であった江沢民は、すでに96年ごろから誹謗中傷や出版禁止などの政治的圧力をかけ始め、ついに99年7月から、中国国内の法輪功学習者へ凄惨な大弾圧を開始するに至るのである。

この日おこなわれたパレードの参加者は、日本在住の法輪功学習者を中心とする約350人。

先導するファールンダーファ天国楽団の力強いマーチが、中国共産党の根拠のない誹謗中傷を粉砕するかのように、夏空高く響き渡る。

色鮮やかな法輪旗に続くのは、各種の横断幕に、軽快なリズムで打ち鳴らす腰太鼓。うっすらと汗ばむ陽気に、銀座のを揺らすそよ風が心地よい。

沿道では法輪功を紹介するチラシが配られ、人々は手にしたチラシを興味深く見入っていた。

(大紀元、撮影・佐藤)

(大紀元、撮影・佐藤)

(大紀元、撮影・佐藤)

(大紀元、撮影・牧)

(大紀元、撮影・張)

(記者・牧)
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