人権弁護士マタス氏、法輪功学習者を対象にした「臓器狩り」は今も続いている
【大紀元日本7月7日】中国で迫害されている多くの法輪功学習者を対象とした「臓器狩り」が行われているという告発は06年、二人のカナダ人弁護士による綿密な調査により「紛れもない事実」であると結論づけられた。そのうちの一人、人権弁護士デービッド・マタス氏が7月6日、来日し、東京・外国人記者クラブで記者会見を行い、法輪功学習者を対象にした臓器狩りは今もなお続けられていることが明らかにされた。
デービッド・マタス氏は、1943年カナダ・ウィニペグ生まれ。オックスフォード大学法学士号取得。法曹界のみならず政界での法律顧問、トロントに本部を置くNGO「国際反拷問連盟」共同委員長なども歴任。2008年12月、カナダ総督(エリザベス女王の名代)より民間に授与される最高栄誉であるカナダ勲章を受章した。
記者会見が行われた7月6日は、奇しくも3年前に「中国における法輪功学習者を対象とした臓器狩りの告発に関する調査報告書」が発表された日だ。
関連記事
中国の強制臓器収奪や中国への渡航移植に対して台湾はどのように法制化をしたのか。台湾の黄千峯医師は日本では、この問題を真に表面化して議論しておらず、無関心が被害を拡大させると警鐘を鳴らしている
強制臓器摘出に反対する医師団(DAFOH)がオンライン・フォーラム開催。中国での法輪功迫害と臓器収奪を「冷たいジェノサイド」として検証。12月9日、10日にライブ視聴できる
習近平の「150歳」発言が火付け役。共産党エリートだけが享受する「981長寿プロジェクト」の実態を追う。軍病院、臓器収奪、検閲——権力者の命を延ばすため、無実の命が犠牲にされる恐怖のシステムとは?
人間の生命の尊厳を回復させるために果敢な行動を取ったケネディ保健福祉省長官は称賛に値する。米国保健福祉省(HHS)は、「死亡ドナー規則」に違反したアメリカ内の病院を摘発。これらの病院では、完全に死亡していない可能性のあるドナーから臓器が摘出されていた。
東京の文京シビックホール展示室 2で、11月10日から3日間、生体臓器収奪の闇をポスターというアートで暴き出したポスター展が開催される。そこには全日本人が知るべき中国の臓器狩りの実態が表現されている