新型インフルエンザ死亡例 半数が妊婦、肥満者、持病もち

【大紀元日本8月27日】新型インフルエンザ(H1N1)による死亡例のうち、約半数が糖尿病などの基礎疾患を持つ人や妊婦、または肥満者であると20日、フランスの研究所が発表した。

フランス公衆衛生監督研究所(French Institute for Public Health Surveillance)の報告によると、新型インフルエンザに感染して亡くなった患者のうち、49%が基礎疾患を有していることが分かった。そのうち、特にリスクが高いのは「妊婦と肥満者」で、ワクチン接種を妊婦に優先するという政府も出てきた。

また同研究所によると、高齢者は新型インフルエンザへの感染率は低いが、一旦感染すると死亡率が高くなるという。死亡患者のうち12%は、60歳以上の高齢者だった。一方、季節性インフルエンザで死亡するのは、90%が65歳以上といわれている。

同研究所の報告によると、新型インフルエンザで死亡した患者のうち、51%は20歳~49歳。また、インフルエンザの死亡率は、0・4%で、季節性インフルエンザよりもやや高く、1918年に大流行したスペイン風邪の2~3%に比べて低い数字となっている。しかし、国や地域よって数字にばらつきがあり、感染が流行している間に死亡率を推定するのは困難だとしている。

研究結果は、科学ジャーナル「Eurosurveillance」(電子版)に掲載されている。

(翻訳:鈴木真弓)

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