欠陥マンションでも「優秀住宅賞」の不思議=南京市

【大紀元日本12月1日】先日、「楼歪歪」(ロウワイワイ=傾いたビル)と呼ばれるマンションがある南京市江北区の「山水雲房花園団地」が、江蘇省優秀住宅賞を受賞し、同団地の開発企業がメダルを獲得した。一方、同マンションの住民は、欠陥住宅が賞を受けたことに憤りを募らせている。

中国寧波網によると、この団地内にあるマンションは、建物が傾いていると何度も住民から苦情が出ており、81戸が既に退去しているという。現在は、その修復工事が行われている。「江蘇優秀住宅」は、江蘇省政府より優秀な住宅に与えられる最高の賞。いわく付きのマンションが受賞したことに、住民らは驚きを隠せない。同マンションのある住民は、この知らせを聞いた後、「ありえない。何の冗談だ」と話している。

問題のマンションは、同団地内にある第32棟。10階建てで、昨年9月に建てられた。今年4月、建物が傾いていることに住民が気付いた。専門家による調査の結果、安全警戒線を超える深刻な傾斜であることが分かった。専門家は、マンションの前に建てられた地下駐車場に欠陥があり、その影響でマンションが傾いたと話している。

マンションの優秀賞について、同コンテストを主催した土地不動産業促進センターの関係者は、「コンテストに出るには、開発業者が一定の費用を納めることになっている」と話しているが、具体的な費用については明らかにしていない。一方、南京の開発業者によると、同コンテストで優勝すれば大きな宣伝効果があるという。コンテストに出るには数万元の費用がかかり、更に賞に応じて追加費用を支払わされると開発業者は話している。

(翻訳編集・坂本)
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