アジア大学ランキング 東大5位、北京大トップ10逃す

【大紀元日本5月15日】「THE-QS世界大学ランキング」を毎年発表している国際的な高等教育情報機関、英・クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、略称QS)が12日、「アジア大学ランキング2010」を発表した。香港大学は昨年に引き続き首位で、東京大学は昨年の3位から5位に順位を落とし、北京大学はトップ10を逃し、12位であった。

同ランキングは、各大学の研究能力、教育水準、卒業生の評判、国際化などの評価項目について点数化し、順位を割り出している。

日本の大学でトップ10入りしたのは東京大学(5位)、大阪大学(7位)、京都大学(8位)、東北大学(9位)、名古屋大学(10位)の5校で、トップ200入りした大学は57校で、対象国・地域で最多となった。香港は教育機関の国際化が成功し、トップ5に3校が名を連ねた。

中国の北京大学は昨年の10位から12位に順位を落とし、トップ10を逃す結果となった。教育熱心な中国のネットユーザーはこの結果に大きな関心を寄せ、「中国の大学は一流の学生、二流の設備、三流の教育、四流の教材、五流の制度だ」、「魯迅の仰る通りだ。中国から天才が育たないのは、種がないわけじゃなくて、土壌がないからだ」と教育制度を揶揄している。

【アジア大学ランキング2010】

1位:香港大学(香港)

2位:香港科技大学(香港)

3位:シンガポール国立大学(シンガポール)

4位:香港中文大学(香港)

5位:東京大学(日本)

6位:ソウル大学(韓国)

7位:大阪大学(日本)

8位:京都大学(日本)

9位:東北大学(日本)

10位:名古屋大学(日本)

11位:東京工業大学(日本)

12位:北京大学(中国)

13位:韓国科学技術院(韓国)

14位:浦項工科大学校(韓国)

15位:香港城市大学(香港)

16位:清華大学(中国)

17位:九州大学(日本)

18位:南洋理工大学(シンガポール)

19位:延世大学(韓国)

20位:筑波大学(日本)

(翻訳編集・心明)