宇宙人の「ハイジャック」?無人探査機ボイジャー2号、解読不能な信号を発信

【大紀元日本5月16日】33年前に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「ボイジャー2号」は、史上もっとも遠い太陽系の果てに到達した人工物。地球外生命との遭遇に備え、音楽や55ヶ国語の挨拶を収録したディスクが組み込まれている。そのボイジャー2号から、最近、NASAで解読不能な信号が発信されたというエラーが起こった。一部の専門家は、宇宙人による「ハイジャック」の可能性を示唆している。

NASA-JPLの発表によると、ボイジャー2号から送られてきた観測データに異常が発見されたのは先月22日。5月に入って探査機から届いた初期データは、探査機の動作は正常だが、観測データの処理システムに異常があり、地球に届くデータは読み取りできない状態だという。

ドイツ紙「Bild(ビルド)」によると、地球外生命に詳しい独UFO専門家のハートウィグ・ハウスドルフ(Hartwig Hausdorf)氏が、これらの異常信号は宇宙人の操作による可能性があると指摘している。「誰かが探査機のプログラムを作り直したか、乗っ取ったかのようだが、真実はまだ分からない」と述べている。

ボイジャー2号とその双子にあたるボイジャー1号はそれぞれ、地球から138億キロメートルと169億キロメートルの位置を飛行中で、信号の伝達に片道だけでも13時間を要するため、解読には時間がかかりそうだ。

(翻訳編集・心明)