【ぶらり散歩道】熊本篇--鍋ケ滝--

【大紀元日本7月14日】梅雨明けまであと少し。じめじめとした天気が続きますが、後は夏本番が待っています。今日は、熊本から涼を感じさせる滝をご紹介しましょう。

熊本県と大分県の県境にある小国町(おぐにまち)という所に、落差9m、幅20mの鍋ヶ滝(なべがたき)があります。この滝の特色は、滝の裏側を歩いて対岸まで通り抜けられること。滝の裏側から間近に瀑布を眺めれば、その迫力と涼しさに下界の暑さを忘れてしまいます。数年前、爽健美茶のTVコマーシャルのロケ地に使われて有名になりました。

鍋ヶ滝がある小国町は面積約139平方キロメートル、人口8千人強のゆったりとした村。「日本細菌学の父」と言われた北里柴三郎博士の出身地でもあります。自然と温泉に恵まれた美しい緑の郷が、都会の喧騒を忘れさせてくれるでしょう。

滝の後ろが窪みになっている (写真・佐吉)

 (文・佐吉)