甘粛省土石流災害の原因:過度な開発と都市計画の誤り=中国国土計画専門家

【大紀元日本8月16日】8月7日22時ごろ、中国甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県で豪雨が降り出し、翌日の午前零時過ぎに県庁所在地北部の羅家峪、三眼峪から市街地に向かって土石流が形成された。洪水と土石流は、市街地面積の半分を押し流した。残った家屋や建物の低階層は土砂に埋もれ、傾き、深刻な被害を受けた。死者、行方不明者は2千人を超すとも伝えられている。

今回の災害が発生した原因として、降雨や当該地区の地理的条件以外に、主なものとして、白龍江流域の過度の開発と、舟曲県都市建設計画の誤りが挙げられる。

過度の開発

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。