長時間のデスクワーク 肥満のもと=カナダ研究

【大紀元日本10月23日】食事の量を減らしても、運動量を増やしても、太るのはなぜ?モントリオール大学の研究チームは今月初め、長時間のデスクワークが肥満に拍車をかけているとオンラインジャーナルPreventive Medicineに発表した。

研究に携わったカール-エティエンヌ・ジューノ氏(Carl-Étienne Juneau)によると、2004年と1972年における成人グループを比較した場合、2004年のグループは摂取カロリーが少なく、余暇の運動時間が長かった。しかし、1978年から2004年にかけて、肥満率は1割ほど増加していることが分かったという。その理由として、勤務中の運動量が少なくなったことを挙げている。

同氏は改善策として、仕事や移動中に適度な運動をすることを勧めている。昼休みに歩いたり、階段を上り下りしたりすることなどだ。一日のうち、少しずつこまめに身体を動かすことは、一度に長時間の運動をするより肥満予防に効果があると話している。

 (翻訳編集・柳小明)