【フォトニュース】コーランと十字架が並ぶ反政府デモ エジプト自由への革命

【大紀元日本2月7日】政変による混迷深まるエジプトでは、国民たちの反政府デモが全国で展開されている。これらのデモには、今年はじめにイスラム過激派による犯行とされる自爆テロで被害を受けた同国キリスト教一派コプト教信者も加わっていることが、海外メディアの現地取材などで明らかになった。

独立メディア・フランス24は6日、「市内広場に集まる人々はイスラム派に限らず、多種多様になっている。独裁政権に反対し、自由と民主主義化を望む国民の意思が集まっている」と伝えている。またAFP通信は、デモ隊の中に十字架を見せるコプト教信者と、イスラム教経典コーランを掲げるイスラム信者が隣あう様子を撮影した。

エジプトでは1月1日、北部アレクサンドリアにあるキリスト教一派「コプト教」教会の前で、イスラム過激派による犯行とされる自爆テロ事件があり、新年のミサに参礼していた信者ら21人が死亡した。

同国福音主義キリスト教会は、世界諸教会にエジプト国内で生じている混乱が、平和的に解決されるための祈りをささげるよう呼びかけている。

一方で、アラブ諸国のイスラム圏に強い影響力を持つとされるイランのイスラム精神的最高指導者・ハメネイ師は5日、チュニジアやエジプトで起きた大規模国民蜂起について、「国民の目的はイスラム化にある」と礼拝堂で説法した。

(MOHAMMED ABED/AFP/Getty Images)

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(佐渡道世)

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