有刺鉄線を巻き付けたキャンドルがアムネスティーのシンボル(SWITZERLAND-MALDIVES-POLITICS-DIPLOMACY/Getty Images)

英国バイリンガル子育て奮闘記(98)アムネスティーへの手紙(2006年)

【大紀元日本8月1日】2年制の高校でのインターナショナル・バカロレアのコースでは、6教科の履修に加え、コミュニテー・サービス50時間というものが課されていた。社会に貢献することならなんでも良いようで、オリエンテーションを兼ねての1泊キャンプに参加して小道の清掃をすれば、コミュニティー・サービスに数時間が加算されるようになっていた。

 キリスト教徒の友人の勧めで、娘は「ホームレスに朝食を」という宗派の枠を超えた共同プロジェクトに参加した。週に1回、ベーコンや卵のイングリッシュ・ブレックファーストを調理しに、近くの救世軍に通いコミュニティー・サービスの時間に充てていた。手作りの蓮の花を救世軍のオフィスに持って行き、中国の強制労働のことなどを話したら、お金がほとんどないはずの人たちが、「俺は絶対に中国製造のズボンは買わないんだ」と言い張っていたそうだ。たまたまホームレスになっちゃっただけで、実は根の良い人たちなんだと娘は学んでいた。 

 また、人権侵害の被害者のために取り組むアムネスティー・インターナショナル(英国が発祥地)の活動も校内にあり、自分の信条により投獄されている一人の囚人を取り上げて、その国の首脳や収容所の責任者に保釈を願う手紙を書くことも、コミュニティー・サービスの時間に加算されるようになっていた。担当教師が指導するミーティングで、娘は法輪功学習者のことを皆に説明し、投獄されている一人を取り上げ、手紙を書いた。なんと、その人がタイミングよく釈放され、担当教師も、こんな体験は始めてだと目を丸くしていたという。

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