大手スーパー3社 米や野菜から殺虫剤=中国

【大紀元日本9月13日】グリーンピース(NGO)8日の最新調査では、中国のスーパーで売り出されているばら売りの米や野菜、果物から使用禁止の殺虫剤が検出された。BBC(中国語版)が報じた。

調査対象となったスーパーは楽購(TESCO)、卜蜂蓮花(LOTUS)、聯華の3社で、いずれもばら売りの米の中に多種類の残留農薬が検出され、イチゴ、空心菜、ニラなどからも多種類の残留農薬が検出された。その中には、人体の内分泌機能に影響を及ぼすカルベンダジムとすでに使用禁止になったメタミドホスも含まれている。

グリーンピースは3社に食品安全性を監視するシステムの確立と消費者に対する責任ある行動を取るよう呼びかけている。

楽購(TESCO)はすでに関連の報告を受けているとBBCの取材に答えており、但し、事実かどうかはまだ調査中だという。

グリーンピースによるとこれらの残留農薬はすでに世界保健機関(WHO)で高度危険の化合物にリストアップされている。胎児に悪影響があり、男性の生殖機能にもタメージを与えるとされる。

ここ数年、中国の有毒食品のニュースが絶えない。最も深刻なのは2008年の汚染粉ミルク事件で、中国全土にわたって30万人以上が被害を受けていた。

(翻訳編集・佐渡道世)